忘れな草は春の花として親しまれていますが、ポット苗は、まだ寒さが厳しい年明けから早々と出回り始めます。
ところで、苗は冬場には植え付けない方が良いと言われていますが、忘れな草は寒さに強いので、強い霜に当てなければ年明けのまだ寒い時期に植え付けても十分元気に育ちます。
そこで、先日私も、園芸ショップでピンク色の花が咲いている忘れな草の苗を見かけてすぐに購入してきました。
今年の冬は、急な強い寒波で大切に育てていた植物が思いがけないトラブルに見舞われたりと、色々と大変なことが起きたばかり。
というわけで、もう冬場は、あまり植物を増やさない方が良いなと思っていたところだったのですが、忘れな草の小さい花があまりにも可愛かったので、つい^^;
ということで、早速購入した忘れな草を植え付けたので、今回の記事は、忘れな草の育て方や開花期、花言葉などについて書いてみようと思います。
目次
忘れな草の育て方
忘れな草は本来は多年草ですが、夏の暑さに弱く夏越しが難しいため、日本では一年草として扱われています。
また、冬の寒さにはめちゃくちゃ強いので、冬越しの心配はほとんどありません。
それでは次は、忘れな草の育て方をポイントごとに書いていこうと思います。
育てる場所や日当たりなどの環境
忘れな草は日当たりや風通しが良い場所を好みます。
半日蔭くらいでも育ちますが、花をたくさん咲かせるためにも、日光がたくさん当たる場所で育てるようにしましょう。
水やりの仕方
忘れな草を鉢植えで育てる場合は、水やりは土の表面がしっかりと乾いてから鉢底から水が流れ出るほどタップリとします。
また、庭や花壇に地植えにした場合は、特に水やりをする必要はありません。
水やりの頻度は季節によっても違ってきますが、水のやり過ぎで土が絶えず湿っていると根腐れして枯れてしまいます。
とはいえ、忘れな草は乾燥に弱いので、乾燥しやすい時期の水切れにも注意が必要です。
水やりは結構難しいポイントですが、全体の様子をよく観察しながらコツをつかんで欲しいなと思います。
土の乾き具合を見る時は、指を少しだけ土の中に入れてみるとよくわかりかます。意外と土の中は、まだ湿っているということが多いので。
くれぐれも、水やりは毎日決まったようにしないで欲しいなと思います。
肥料の与え方
今回私は、忘れな草を5号鉢に植え付けましたが、初めに鉢底の方に少しだけ培養土を入れてから、元肥として緩効性肥料を大さじ1杯弱くらい混ぜ込んでおきました。
これから春になると葉がたくさん繁ってきますが、もし下葉が黄色く枯れてくるようなら、更に液体肥料も10日に1回くらい与えるようにします。
ところが、忘れな草は肥料が多過ぎると葉ばかり繁って花付きが悪くなります。肥料は、様子をみながら状況に応じて与えるということで、、、
忘れな草の良い苗の選び方

私が購入したポット苗は、葉が赤くなっていましたが、これは寒さによる自然現象です。
忘れな草の苗は、まだあまり花が咲いていない若い苗を選ぶようにしましょう。
葉がたくさん繁った苗の方が、植え付けた後にしっかりと根を張ります。
忘れな草の苗を植え付けるのに良い時期

忘れな草の苗を一株だけの鉢植えにしました。忘れな草は株が横に広がっていくので、そのうちだんだんとボリュームが出てきます。
冬の寒さで赤くなっている葉や少しだけ冬枯れした葉もありますが、暖かくなってきたらキレイな緑色の葉になっていくと思います。
忘れな草を苗から育てる場合は、園芸ショップなどで苗がたくさん出回り始める春先の3月頃が苗を植え付けるのに良い時期です。
また、苗は秋にも出回るので、もし秋に植え付ける場合は、10月頃の霜が降りる前に早めに植え付けて、冬までに根をしっかりと張らせた方が良いです。
忘れな草の苗は、春に植え付けるのが理想的ですが、たとえ真冬に植え付けても全然問題なく元気に育ちます。
うちでは以前、忘れな草を地植えで育てていたことがありましたが、寒さに凄く強くて、こぼれ種から冬でもあちこちに新しい株が育っていました。
その後、その場所を駐車場にしてしまったので、工事をする前に他の場所に移しておけばよかったなとちょっとだけ後悔も。
ところで、鉢植えの場合は、もし強い寒波が予想されるなら、夜間は玄関の中に入れておいた方が少しでも傷まないかな?と思います。
実はそういう私も、この冬の急な寒波であやうく植物をダメにしてしまいそうに・・^^;
植物の冬場の育て方について書いた記事はコチラ!

冬場も植物を外で育てる場合は、気象情報をチェックしておくと、思いがけず寒波にやられるということもあまりないと思います。
忘れな草を植え付ける土
忘れな草は蒸れや過湿に弱いので、水はけの良い土に植え付けるようにします。とはいえ、水切れすると枯れるので、ある程度は水もちの良さも必要です。
用土を自分でブレンドする場合は、赤玉土6:腐葉土4の割合を目安にすると良いです。また、忘れな草は、花用の培養土でもよく育ちます。
ちなみに、培養土と言っても、値段の幅が広いのでどれにしたら良いのかと迷いますが、私の経験からいうと、あまりやすい培養土はおすすめできません。
というのも、値段が安い培養土に植え付けると、やっぱり育ち方もそれなりになってしまうので^^;
忘れな草の苗の植え付け方
私は、花がピンク色の忘れな草の苗を年明け早々に購入しました。
苗は少しだけ花が咲いていましたが、ポットから出したら、もう根がビッシリ!(;゚Д゚)!

これは凄い!!

底にもしっかりと根が張っていました。もう少し若い苗だったら、ここまで根が張ってなかったはず、、

根があまりにもビッシリと張っていたので、底の方の根を少しだけほぐしてから植え付けました。
ところが、忘れな草は根が傷むと株が弱るので、ポットから出した苗は、できるだけ触らずにそのまま植え付けた方が良かったみたい(^^;;
追記:こちらは、植え付けてから約1ヶ月後、2月中旬の忘れな草。
花がだんだんともりもりになってきました♪終わった花の花がら摘みは、ピンセットを使った方が良いかも。花が小さくて指ではやり難い^^;

忘れな草の開花時期

小さい花が可愛い過ぎる〜♪もうたまりません。
5mmほどの小さい花をたくさん咲かせる忘れな草。小さい花はどんな花とでもよく合うので、寄せ植えに使われることも多いです。
忘れな草の開花期は、4月〜6月頃まで。
春から夏の初め頃まで可愛い花を次々とたくさん咲かせます。
お花には癒しやストレス解消の効果があります。お花のある暮らしで少しでも癒されましょう。忘れな草の花言葉
忘れな草は色々な曲でも歌われています。その中でも、私がすぐに思い浮かぶのは、尾崎豊さんの曲かな?「勿忘草」の繊細な歌詞に心が震えます。
それでは、次は忘れな草の花言葉を紹介してみようと思います。
- 私を忘れないで
- 真実の友情
忘れな草の可憐な花姿によく似合う、切ない花言葉ですね。
忘れな草には草丈が高くなる改良品種もあるので、1月〜4月頃には切り花として出回ることもあります。
最後に
寒さに強い忘れな草。小さくて可愛い花が、春の訪れを感じさせてくれます。春の花という印象が強いですが、まだ寒さが厳しい冬でも花が楽しめます。
また、忘れな草は強い霜に当たらなければ冬の寒さには強いのですが、反対に夏の暑さには弱いので一年草扱いになります。
ブルーやピンクの小さい花が6月頃まで次々と咲くので、たくさん咲かせてみてくださいね。忘れな草は気絶するほど可愛いよ♪
それではまた・・・
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