こんにちは、yumeです。
お仏壇にお供えする仏花は、お花屋さんやスーパー、ホームセンターなどでももう出来上がったものが手軽に購入できます。
ところが、なかなかいいお値段なので、びっくりしてしまうことも度々。
つい、自分で作ったらもっと安上がりなのにな、と思ってしまいます。仏花はコツさえ掴んだら自分でも簡単に作れます。
そこでこの記事では、仏花の簡単な作り方を紹介してみることにします。
私がいつも仕事で作っている仏花の作り方ですが、基本的な作り方として参考にしてみてくださいね。
目次
仏花を手作りする時に使う切り花
- ひさかき(ビシャとも言う)
- 白大輪菊
- 赤色小菊
- 黄色小菊
- 白色小菊
- スプレーカーネーション
左端のひさかきは本榊とよく似ていますが、全くの別ものになります。
葉っぱの大きさの違いから簡単に見分けることができますが、それでも、うっかり間違えてしまう方もたくさんいます。2つの違いについては、本榊とひさかきの違いについてを参考にしてみてくださいね。
仏花といえば、一般的に花持ちの良い切り花の定番の「菊」を使って作ることが多いです。
ただし、もし亡くなった方が好きだった、というお花があればそのお花で作っても全然問題ありません。
できるだけ長持ちする切り花を使って作るようにします。
ただし、一般的にトゲのあるバラや、毒のある彼岸花などはあまり使わない方が良いとされています。
最近は、そこまで拘らない、という考え方も増えてきているので、そこのところはあくまで自分の考え方次第で良いのではないかな、と私は思います。
この前、通販サイトで見かけた仏花にも、しっかりとバラが使ってありましたよ。トゲは切ってあるのかも知れませんが、、
仏花を手作りしよう!作り方を紹介します
それでは、仏花の作り方を紹介してみることにします。
ひさかきを用意する
今回はひさかきをまだ長い枝のまま購入したので、枝をカットしながら仏花用の形にしていきます。
短く切った枝を5〜6本くらいまとめて1束にしていきます。全体の丈を30cmくらいにすると、仏花に使うのにちょうどいい高さです。
仏花用のひさかきは、出来上がった後、裏側をビニールひもやビニールタイで2ヶ所ほどとめておくとキレイに整います。今回私は、あまり目立たないように緑色のビニールタイを使ってみました。
「ひさかき」は、もう初めから仏花用に出来上がったものを購入してきても良いです。
切り花を上から次々と重ねていく
まず初めに、白の大菊をひさかきの先から1cmくらい下になる位置で重ねていきます。
次は、白の大菊の上に赤の小菊を重ねていきます。赤の小菊が少し下になるように、、
それぞれの茎を少しずらしながら重ねていきます。今回はわかりやすくするために少し大袈裟にずらしてみました。
茎をずらしながら重ねていくと、仏花の形が崩れにくくなります。
更に上から黄色の小菊を重ねていきます。
黄色の小菊は、赤の小菊よりも少し下の位置で反対側から斜めに重ねておきます。
次はスプレーカーネーションを重ねていきます。
スプレーカーネーションも少し下げて、茎を反対側にずらしながら重ねていきます。
最後に白の小菊を上から重ねます。
白の小菊も少し下げて重ねていきますが、これで最後なので茎はもうまっすぐにします。
切り花の茎をひさかきの長さに合わせて切りそろえます。最後に輪ゴムで強めにとめておきます。
これで5段重ねの仏花の出来上がり!なんとかキレイにできて良かった〜。ふぅ〜(^^;;
仏花を手作りする時の輪ゴムのとめ方
次は、仏花の輪ゴムのとめ方のコツを紹介してみることにします。
- 茎の上の方を手でしっかりと握る。
- 強そうな茎に輪ゴムを引っ掛けたら、上までしっかりと引っ張り上げる。
- 輪ゴムをよく伸ばしてから1回巻き付けて、下まで降ろす。
- 下で2回巻いてから、ひさかきや切りの強そうな茎に引っかけておく。
お墓にお供えする墓花を手作りする方法!花選びや輪ゴムの止め方のコツとはの記事を参考にしてみてください。
仏花の輪ゴムのとめ方を詳しく知りたい場合は、私が書いた仏花は意外と簡単に作れます。ぜひ挑戦してみてくださいね(^^♪
仏花の作り方のコツとは
花を扱う職場では、お彼岸やお盆、年末になると、1日に一人で何百個もの仏花を作ることもあります^^;
というように、繁忙期はスピード勝負!という感じで、仏花を手際良くどんどん作っていきます。
もちろん、持って生まれた器用、不器用の差はあると思いますが、仏花はコツさえ掴んだら誰にでも簡単に作れます。
実はそういう私も、今の仕事を始めたばかりの頃は、仏花を作るのが苦手でした。
キレイに速く、となると、なかなか上手く作れなくて、、、慣れるまでは随分と大変でした^^;
そこで、他の人のやり方を真似てみたり、何とか自分なりにコツを掴んでいきました。
仏花は、切り花の茎の重ね方や、輪ゴムのとめ方などに、上手なやり方のコツがあります。
仕事でないなら、上で紹介した作り方を参考にして、慌てずにゆっくりと作ってみてくださいね。自分だけのオリジナルの仏花を作ってみても、楽しいと思います。
仏花に使う切り花は数に決まりがあるの?
今回紹介した仏花は、切り花5本セットで作ってあります。
仏花に使う切り花は、一応ですが数に決まりがあります。
仏花に使う切り花は、数に決まりがあって、一般的には3、5、7本の奇数で作ります。
あくまで一般的に、ということで参考にしてみてください。
仏花の種類
仏花といっても、お盆やお正月にお供えするものは、普段とはまた違った作り方をします。
お盆・・・ほおずきが入る。
お正月・・・南天が入る。
ただし、仏花の作り方は、住んでいる地方によって違うこともあります。こちらも、あくまで参考程度にしてみてください。
ほおずきを使ったお盆用の仏花の作り方について書いた記事はコチラ!
最後に
今回は、仏花の簡単な作り方を紹介してみました。
仏花は、お仏壇のお供え物として、お線香と同じように欠かせないものです。
コツさえ抑えたら意外と簡単に作れます。自分で育てているお花で手作りするなら、その分安上がりになります。
心を込めて作った仏花なら、きっとご先祖様も泣いて喜ぶと思うな(*゚▽゚)ノ
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
それではまた。
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