お墓参りをする場合は、お線香とお供えのお花が欠かせないものになりますが、
お墓にお供えするお花は、もうすでに墓花として作られたものをお花屋さんで購入することもできます。
墓花とは、5種類くらいのお花をお墓にそのままお供えできるような長さに切って束ねたお供え用のお花のことです。
ところで、お花を扱う職場ではお彼岸やお盆、お正月が近づくと、どこもスピード勝負!という感じで黙々と墓花を大量生産しています。
私も花の仕事をしているので、その時期になると墓花を作るために、もうヘトヘト^^;
ということで、もう作ってある墓花を購入することもできますが、墓花はコツさえ覚えたら自分でも簡単に作れます。
そこでこの記事では、墓花の簡単な作り方を画像入りで紹介してみようと思います。
墓花は自分で育てたお花を使っても簡単に作れるので、もしあなたが自分で作ってみたいなと思っていたら参考にしてみてください。
目次
墓花を手作りする時の花選びのコツ
墓花に使う定番のお花は、花持ちのいい菊の花。
他にも、カーネーションやスターチスを入れて彩りやボリュームを足します。
最近ではそこまで堅苦しい考え方をしなくなったので、亡くなった方が好きだったというお花があれば、是非そのお花を使って欲しいなと思います。
墓花の作り方は、お花屋さんによって違う場合もありますが、今回はいつも私が仕事で作っている墓花の作り方を紹介してみようと思います。
もしあなたが墓花を自分で作ってみたいなと思っていたら、基本的な作り方として参考にしてみてください。
墓花を手作りするのに選んだ花の種類(使った材料)

こちらが、今回私が墓花を作るのに選んだお花になります。
- 白大輪菊:1本
- 小菊(黄色):1本
- スプレーカーネーション:1本
- スプレーマム(ピンク):1本
- スターチス:1本
墓花は、できるだけ花持ちの良いお花で作りましょう。菊は花持ちが良いことから、墓花には必ずと言っていいほどよく使われるお花です。
それでは墓花の作り方を紹介していきます。
お墓にお供えする墓花を手作りしてみた
墓花の作り方
まず初めに白の大菊を45cmの長さにカットしておきます。
墓花はお墓のお供え花用の容器に合わせて長さを変えても良いのですが、長めに作っておけば後から切ることもできます。
ということで、今回は45cmの長さで作っていきます。

カットした大菊は約20cmほど下葉を落とします。
下葉は水に浸かるとすぐに傷むので、できるだけ丁寧に取り除いておきます。

次は白い大菊よりも少し下がったところに黄色の小菊を添えていきます。
更に少し下に来るようにスプレーマムを添えていきます。
花は少しずつ下にずらしていきますが、花と花の段差はほんの少しあれば十分です。あまりにも極端に下げ過ぎてしまうと見た目が悪くなってしまいます。
墓花はブーケのように全体的にボリュームを出す必要がないので、花どうしを並べるように重ねていきます。

更に上からスプレーカーネーションを添えていきます。
スプレーカーネーションの濃いピンク色がアクセントカラーになります。あまり低く下げ過ぎても隠れてしまうのでバランス良く重ねます。

最後はスターチスを横から添えます。
スターチスはたくさん枝分かれしているので、枝から分けて使うこともできるのでおすすめです。

上から見たらこんな感じになります。

初めに45cmの長さに切っておいた白の大菊に他の花を順番に重ねていきました。
最後は茎の長さを、全て白の大菊の茎に合わせて切りそろえます。
手作りした墓花の輪ゴムの止め方
輪ゴムの止め方は人によってやり方が違う場合もありますが、いつも私はこんな感じで止めています。


輪ゴムを使って止める場合は、この巻き方だと束が崩れずに安定します。
輪ゴムをクルクルと下まで巻いていき、最後にできるだけ強くて太い茎に通します。これで墓花の完成です。
輪ゴムを下まで巻き終わったら、初めに通した茎とは別の茎に通します。
初めと同じ茎に通すと、せっかく形よく作った墓花が歪んで崩れてしまいます。
自分で作った墓花は、お店で買ったものとはまた違った気持ちでお墓にお供えできると思います。
お盆にふさわしいの墓花の作り方を書いた記事はコチラ!

手作りした墓花の良いところ
墓花は、自分が丹精込めて育てたお花を使って作ることもできます。
- お店で買うよりも安上がり。
- 季節の花でオリジナルのものになる。
- 手作りで供養の気持ちが深まる。
自分で育てたお花で作ったら、他にはない心のこもった最高の墓花になるに違いありません。
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ツイッターのお墓にお供えするお花の話題
職場で脳死で仏花と墓花をくくり倒し、帰ってからは脳死でマクロぽちぽち、頭おかしくなってきたなって思う…( ˘ω˘ )
とりあえず作業に終わりが見えない。私はマシーン…仏花と墓花をくくるマシーン……。 pic.twitter.com/nH006U5jZi— はるさめ (@Hal_sameFF) August 8, 2019
「柴犬わさびとからし」墓花を作るのに、赤菊6本を数えて 白菊 黄菊と アレッ。赤菊が、足らん!数え間違ったと思い 作ってから 気付く。アホのわさびのせい! pic.twitter.com/wZxaOCQC6r
— うさぎのやおや (@usagi_no_yaoya) June 15, 2018
まさに鬼作業。お盆や年末は墓花の需要が増える時期なので、、^^;
終わりに
お墓参りは気になっていても忙しくてなかなか行けないということが多いですが、まして遠くに住んでいる場合は尚更です。
もし近い間にお墓参りに行く機会があったら、次はぜひ自分で作ったオリジナルの墓花をお供えしてみてください。
お墓にお供えする墓花は、コツさえ掴んだら自分でも簡単に作ることができるので、ご先祖様にとっても何よりの供養になると思いますよ♪
自分で作るって楽しい♪
それではこの辺で・・・
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