最近うちでは、玄関先で冬の寒さに強いお花ばかり色々と育てています。
その中に、またプリムラ・ジュリアンが新しく仲間入りしました。
プリムラ・ジュリアンは、毎年冬前から園芸ショップなどにもう花の咲いた苗がたくさん並び始めます。
花の色も本当にたくさん!もしかしたら、もう無い色がないのでは?と思ってしまうほど豊富です。
プリムラ・ジュリアンはカラフルな花が冬の玄関先の彩りとしてはもちろん、冬の寒さでギュッ!と固まってしまった気持ちまで明るくしてくれるように感じます。
ところで、プリムラ・ジュリアンの育て方や、花があまり咲かなくなったことで困っていませんか?
期待していた通りに育たないと、「どうしてなの?」と、頭の中が心配や疑問でいっぱいになってしまいますよね。
植物の栽培は、何が正解なのかがはっきりしないことも多々あります。ということで、私もいつも何かと四苦八苦してばかり^^;
そこで、今回の記事はプリムラ・ジュリアンの苗の選び方や冬場の育て方、花をたくさん咲かせるコツについて書いてみることにします。
目次
プリムラ・ジュリアンの苗の選び方。いい苗の決め手!
こちらは、まだ植え付けたばかりのプリムラ・ジュリアン。まだつい最近の12月になってから育て始めました。
苗は、花がたくさんついているものを選んでしまいがちですね。私もつい・・
他にも、下記のようなこともよくチェックして選ぶようにしてみてくださいね。
- 葉がたくさん付いているか?
- 茎がヒョロッと徒長してないか?
もし、どの苗がいいの?と迷った時は、全体が少しでも生き生きとした苗を選ぶといいですよ。
もちろん、自分が思う範囲で十分なので。。
苗は下の方の葉が黄色くなったものもよく見かけます。そういう苗はせっかく植え付けてもあまり元気に育たないことも・・
元気な苗は、割と見た目でわかります。せっかくなので、できるだけいい苗を選んでくださいね。
プリムラ・ジュリアンの冬場の管理の仕方は?
プリムラ・ジュリアンは冬の寒さに強い性質です。真冬でも、気温が5℃以上あれば外で管理できます。
ところが、反対に日本の夏の暑さにはあまり強くありません。夏越しができなくて、夏前に枯れてしまうことが多いです。
というわけで、本来は花を毎年楽しめる宿根草ですが、日本では一年草として扱われてしまうことも・・
霜に注意!
プリムラ・ジュリアンは冬場も外で管理できるとはいえ、霜には非常に弱いです。
霜に当たると、根まで凍って枯れてしまうことも・・^^;気をつけよう
もし外で育てるなら、冬場は霜や雪よけのできる軒下で管理したほうが安心です。
もし急に気温が下がる日があれば、その都度、夜だけでも室内に入れたほうがいいです。
また、関東より北の寒さが厳しい地方では、冬場は初めから室内で管理したほうがいいと思います。
うっかりして霜や雪に当てないためにも、そのほうが安心かと。。
冬場の生育温度は?
プリムラ・ジュリアンは、温度が5℃〜15℃ほどあれば、冬場も元気に育ちます。
最近は、気温が急に下がる日もあって、朝晩は思いがけず冷え込むことも・・
ところが、上でも書いたように、プリムラ・ジュリアンは冬の寒さには強いほうです。
うちのプリムラ ・ジュリアンは、気温が5℃くらいまで下がっても、玄関先で元気に花を咲かせています。
ジュリアンは、気温が高すぎると株が弱ります。もし、冬場に部屋の中で育てるなら、暖房があまり効いているところに置かないようにしましょう。
プリムラ・ジュリアンの育て方のポイント
カラフルな花が、冬の玄関先をパッと明るくするプリムラ・ジュリアン。
次は、育て方のポイントを解説してみることにします。
日当たり
プリムラ・ジュリアンは、日当たりや風通しの良い場所で育てるようにします。
日光にたくさん当てると、下から花芽が次々と上がってきますよ。
反対に、日光にたくさん当てないと、あまり花が咲かなくなったり茎も細くなってしまいます。そして、だんだん元気のない株になってしまいます。
水やりの仕方
水やりは鉢が軽くなったと感じた時や、土の表面が乾いてきた頃を目安にたっぷりとします。
また、花に水がかからないように、葉を持ち上げて株元からします。
鉢植えは、水やりをした後に鉢皿に水を溜めておかないようにしましょう。そのままにしておくと、根腐れを起こす原因になってしまいますので・・
ちなみに、水やりの仕方は、植物の育て方の中でも割と難しいポイントです。
可愛がりすぎて、水を毎日決まったようにやらないようにしましょうね。
私も、水のやり過ぎでたくさん失敗してきました〜(^^;;
水やりの仕方は、たとえ失敗することがあっても、そのうちだんだんとコツを掴めるようになります。
ところが、せっかく育てているジュリアンをそうそう簡単に枯らしたくないですよね。もちろんそれは私も、です。
冬場は気温が低いことから、土もあまり乾いてきません。表面が乾いていても、まだ中は湿っていることが多いです。
冬場は水をあまりやり過ぎないように、くれぐれも気をつけましょう。
プリムラ・ジュリアンに花をたくさん咲かせるコツは?
プリムラ・ジュリアンは葉をよけて株元を覗いてみたら、もう花芽がたくさん上がってきていました!ほら、こんなに♪
日光にたっぷりと当てる
プリムラ・ジュリアンは株が元気なら、株元から花芽が次々と上がってきます。そして、花をこんもりとたくさん咲かせます。
プリムラ・ジュリアンは、花をたくさん咲かせるためにも日光にたくさん当てる必要があります。
特に株の中心にたっぷりと。
もし、室内で育てるなら、昼間の窓際は冬でも温度が高めになっている、ということもあります。
プリムラ・ジュリアンは、もう何度も書きましたが、高温が苦手です。あまり暖かいと株も元気がなくなってきて、もう花芽も育ってこなくなってしまいます。
昼間は、できるだけ外の風通しのいいところに出して、外の日光にたくさん当てるようにしましょう。
それだけでも、花がたくさん咲いてくる可能性が高くなります。
花が咲かなくなってきたことで困っていたら、早速試してみてくださいね。
肥料不足に注意!
プリムラ・ジュリアンは、花の咲いている期間が長く続きます。
花をたくさん咲かせるためにも、栄養補給が必要になります。肥料が不足すると、花もあまり咲いてこなくなります。
そのうち、もう花芽が上がってこなくなったの!?な〜んてことに。そうなってしまったら寂しいですよね^^;
花をたくさん咲かせるためにも、肥料は定期的に与えるようにしましょう。
秋〜翌年の春頃までの肥料の与え方になります。
下記は、プリムラ・ジュリアンが花をたくさん咲かせる時期、- 鉢植え:液体肥料を10日に1回程度与える。緩効性肥料なら、月に1回程度を目安に与える。
- 庭植え:緩効性肥料をたまに株の周りに撒いておく。
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もし、葉の色が薄くなってきたり花が咲かなくなってきたら、肥料不足かも知れません。
花がたくさん咲く時期は、肥料不足にならないようにくれぐれも注意しましょう。
粒状の緩効性肥料は、冬場は気温が低いせいなのか、いつもより解けにくいように思います。もちろん、それでもある程度の効果は期待できると思いますけど。
花がら摘みのお手入れをこまめに!
花がら摘みは、できるだけ株元から茎も一緒に・・
私はいつも、花がらを手で摘み取っていますよ。こんな風にブチっと。
プリムラ・ジュリアンはお手入れをさぼると、株があっという間に花がら(咲き終わった花)でいっぱいに^^;
花をたくさん咲かせるためにも、日光が株の中心の蕾にもたくさん当たるようにしましょう。
そのためにも、花がら摘みのお手入れが欠かせません。
また、花がらはそのままにしておくと、腐って病気の原因になってしまうこともあります。
パンジーも同じですね。花がたくさん咲いてくる時期は、花がら摘みに追われて大変に^^;
花がらは、花が終わりかけたら、早めに摘み取っておきます。そうすることで、次に咲いてくる花にも、栄養がよく行き渡ります。
花がらは、株元から茎も一緒に摘み取ります。
手で摘み取っても良いですが、もし心配ならハサミを使ってもいいです。
ところで、同じ仲間のプリムラ・ポリアンサも、花がらをそんな風にして摘みます。
花がら摘みのやり方は、ジュリアンも同じです。やり方を紹介したこちらの記事も参考にしてみてください。
プリムラ・ジュリアンの開花時期
株元の蕾も、日に日に膨らんできました。ふっくらとしてもう今にも咲きそう♪
プリムラ ・ジュリアンは、開花時期が11月頃〜翌年の4月頃までです。
花が咲いている時期が長いので、可愛い花を長く楽しめます。
私は3号のポット苗をひと株だけで植えてみました。鉢は株が大きくなることも考えて、少し大きめの5号鉢を使いました。
プリムラ・ジュリアンは寄せ植えにしても可愛いですが、株が大きくなってくると、葉が横に広がります。
もし寄せ植えにするなら、株と株の間を少し(10cm程度)空けて植え付けたほうがいいです。葉も混み合わず、日光が株の中心までタップリと当たります。
花が咲き終わったジュリアンの、夏越しのコツについて書いた記事もあります。こちらの記事も読んでみてくださいね。
最後に
冬の寒さに強いお花といえば、やっぱりプリムラ・ジュリアン!
秋から冬の初め頃になると苗がたくさん出回り始めます。私も玄関先の彩りとして毎年決まったように育てています。
最近は、プリムラ・ジュリアンのお陰で、玄関先も明るい雰囲気になっています。
ところで、そんな中、昨日は強い寒波の影響からこの冬一番の冷え込みになりました。
うちでも、プリムラ・ジュリアンが霜に当たったりしないかな?と気になってそわそわしてしまいました^^;
そして、玄関の中に入れて無事に強い寒波を回避!やれやれです。ホッとしました。
もし、またそんなことがあったら、またそんな風にして霜や雪を避けるようにしたいな、と思います。
冬場の育て方に気をつけながら、ジュリアンに可愛い花をたくさん咲かせてみてくださいね。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
それではまた。
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