私は園芸ショップに出かけると、いつもついつい寄せ植えを作りたくなってしまいます。
冬はお花が少なくなってしまうというイメージがありますが、園芸ショップには寒さに強いお花が、こんなにあったの!?と驚くほどたくさん並んでいます。
最近うちの玄関先も、秋まで咲いていたお花が次々と終わってしまいました。急に寂しくなってしまったので、寒さに強いお花を選んで冬向きの寄せ植えを作ってみることにしました。
寄せ植えのお陰で、冬の玄関先も明るくなったと思います。
そこで、今回の記事は、寒さに強い花を使った冬の寄せ植えの作り方を紹介してみようと思います。
目次
冬の寄せ植えの作り方。玄関先を明るい雰囲気に
こちらは、たった今出来上がったばかりの冬の寄せ植えです。水やりもタップリとしておきました。
今度作った寄せ植えは、初めに前になる面を決めてから作り始めたので、背の高いお花を後ろ側に植えてみました。
寄せ植えを作る時に一番悩むのが、苗の配置です。
私もいつも、少しでもオシャレに、、と思うと、どこにどの苗を植えようかな?とお花の配置で散々悩んでしまいます^^;
そうはいっても、園芸ショップで苗を選ぶ時にもう大体イメージしてあるのですが、、
まず初めに「鉢底の石」を入れていきます。
これではちょっと足りないかな?もう少しだけ足してみます。
鉢底石は、鉢の深さによって入れる量が違ってきます。もし深めの鉢を使うなら、水はけを良くするために鉢底の石を多めに入れます。
私は普段あまり深さのある鉢は使わないので、いつも鉢底石を鉢底が隠れる程度まで入れています。
鉢底石の上から培養土を10cmくらい入れて、元肥として緩効性肥料を入れます。
緩効性肥料をよく混ぜ込んでおきます。
更に上から培養土を足していきます。
培養土は、苗を植え終わった時に土の表面が鉢の縁から2cm程下になるように入れる量を調整します。
土の表面に2cm程の水が溜まるスペース(ウオータースペース)を作っておくことで、水やりをした時に土が流れ出るのを防げます。
私はまずは苗を仮置きしてみて、培養土の量を決めていきました。
次は、苗をポットから出して少しだけ根をほぐします。
さすがカルーナ!根がびっしりとよく張っています。
根が土に定着しやすいように、手で少しだけほぐしておきます。
苗をイメージ通りにバランス良く並べていきます。
デージーにも、真っ白ないい根がたくさん張ってます。
デージーも、根を少しだけほぐしてから植えてみました。
苗の隙間に培養土を足します。
培養土は、株元の葉を上に持ち上げながら入れていきました。こうすると楽に入りますよ。
葉をかき分けながら、隙間にも培養土を入れていきます。
私はいつも狭い隙間は、培養土をいらなくなったスプーンで入れています。
鉢の周りにも、しっかりと入れておきました。軽く突きながら入れるとしっかりと入ります。割り箸も便利に使えます。
植え付けが終わったら、タップリと水やりをしておきます。これで冬の寄せ植えの完成!
出来上がった寄せ植えは、真上から見るとこんな感じです。
この後、1週間もすると根が定着してきて、隙間が埋まるほど苗が生き生きと育ってくると思います。どんな風になってくるかな?楽しみです。
水やりは葉を持ち上げて、花に水がかからないように株元からします。
今回の寄せ植えは、上のような流れで作っていきました。
こんな可愛い寄せ植え鉢を使うと、寄せ植えも一段とおしゃれになりますね。
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お花の調子がいいので、この数年間もう何度もリピートしています。
冬の寄せ植えを作るのに使った寒さに強い花を紹介!
今回の寄せ植えに使ったお花を紹介してみます。右から順に、、
- バコパ(コピア)
- デージー
- ハボタン(ピュアノエル ブーケ)
- もみじ葉ゼラニウム(ピンクファイヤー)
- カルーナ
今回の寄せ植えは、上で紹介したように、冬の寒さに強くて花が少しでも長く楽しめるお花を選んで作ってみました。
寄せ植えの苗を購入した園芸ショップには、もう出来上がったおしゃれな寄せ植えが広い店内のいく先々に置いてありました。
多分スタッフの方が作ったのだと思います。
私も、やっぱりプロの方が作る寄せ植えはセンス良いな〜、とついつい見惚れてしまいました。
こちらが、園芸ショップに置いてあったおしゃれな寄せ植えです。他にもたくさんありました。販売品ではありません、と書かれた札がついていました。
私が作った寄せ植えなんて足元にも及びませんね。葉物が隙間なく入っていて素敵すぎる〜♪
バコパは冬の寒さに強いの?特徴や開花時期
こちらのお花は、今回の寄せ植えに使ったバコパです。
私が購入したバコパの苗は、花の色が白色と薄紫色のミックスになっていました。
バコパは茎が横に広がって鉢から垂れ下がっていくタイプなので、寄せ植えにぴったりだな、と思って選びました。
バコパは多年草です。冬の寒さには強い方ですが、反対に夏の暑さには弱い性質です。
夏に地上部が枯れてなくなってしまうこともありますが、根が元気ならまた秋に元気に育ってきます。
バコパの花の時期は、秋の9月頃〜翌年の6月頃までです。花は夏の暑い時期以外はずっと咲き続けます。
バコパの育て方
次は、バコパの育て方を解説します。
花用の培養土で問題なく育ちます。
バコパは、水はけの良い日当たりや風通しが良いところを好みます。夏の暑さに弱いため夏場は半日ほど日陰になる場所で育てるようにします。
水やりは、土の表面が乾いたらタップリとします。
緩効性肥料を土に混ぜ込んでおきます。
肥料は植え付ける時に、効き目がゆっくりと表れる粒状のバコパは花の咲く時期が長いため、肥料が不足すると花数が減ったり枯れてしまうこともあります。
生育が旺盛な時期は横に広がるので、伸びた茎を切り戻して形を整えるようにします。
デージーは寒さに強いの?特徴や開花時期
デージーは冬前からよく出回る、冬の定番のお花です。
次々とたくさん花を咲かせることや、丈が10cm程にしかならないということから、寄せ植えに良いかな?と思って選んでみました。
デージーは1年草です。冬の寒さに強いことから、冬の花壇にもよく植えられます。
私は、デージーはあまりにも定番すぎて面白くない、ということから、最近はあまり育てていませんでした。
ところが、寄せ植えに使ってみたら、意外や意外、とっても可愛かったです。デージーに失礼ですね(・・;)
デージーの花の時期は、12月頃から翌年の5月頃までです。可愛い花を初夏まで長く楽しめます。
デージーは花を春の暖かくなってきた頃に最もよく咲かせますが、冬場も次々とたくさん咲かせます。
デージの育て方
次は、デージーの育て方を解説します。
デージは日当たりの良い場所で育てるようにします。
水やりは、土の表面が乾いたらタップリとします。
乾燥に弱いので、あまり土を乾かし過ぎないように気をつけましょう。
緩効性肥料を土に混ぜ込んでおきます。
肥料は、苗を植え付ける時に花がたくさん咲く時期になったら、液体肥料も与えて肥料不足にならないようにします。
デージーは、冬から春の花壇でも見慣れた定番のお花です。寒さにも強くて冬でも育てやすいお花です。
ハボタンは寒さに強いの?特徴や開花時期
ハボタンは種類がたくさん増えてきています。華やかさがあって、冬の寄せ植えにも大人気です。
私が今回の寄せ植えに使った小ぶりなハボタンは、葉の色が純白で葉先がフリルのようになっています。まるでバラのようです。
ハボタンは花というよりも、花のように見える葉を鑑賞する植物です。ハボタンは、鑑賞できる期間が11月〜翌年の3月頃までです。
私が行ってみた園芸ショップでは、珍しい葉牡丹がたくさん並んでいました。どれにしようかな?と選ぶのも大変でした。
冬の寄せ植えに人気の葉牡丹の種類について書いたこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
ハボタンの育て方
次は、ハボタンの育て方を解説します。
ハボタンは、日当たりの良い場所を好みます。
水やりは、鉢植えで育てるなら土の表面が乾いたらタップリとします。
緩効性肥料を土に混ぜ込んでおきます。
肥料は、苗を植え付ける時に葉の色が見頃になってきたら、肥料を与えないようにしましょう。葉が緑色に戻ってしまったり、色が悪くなってしまいます。
ハボタンは冬の寄せ植えにも人気でよく使われます。
色んな種類のハボタンを組み合わせて作った、ハボタンだけの寄せ植えもなかなかおしゃれです。
もみじ葉ゼラニュウムは冬の寒さに強いの?特徴や開花時期
もみじ葉ゼラニュウムは、草丈が20cm〜40cm程になります。
葉は、秋になると紅葉したように色が変わっていきます。
もみじ葉ゼラニュームは多年草です。冬の寒さにはやや弱いので、冬場は軒下で育てるようにします。
霜に当てるとすぐに枯れてしまいます。
私が育てているのは一般的なゼラニュウムですが、冬も軒下で問題なく育っています。玄関先の屋根があるところなら、ほとんど安心かと思います。
もみじ葉ゼラニュウム(ピンクファイヤー)は、ピンク色の花が可愛いな、と思って冬の寄せ植えに選んでみました。
もみじ葉ゼラニュームは、花が咲いてなくても葉だけでもおしゃれです。カラーリーフとしても楽しめます。
もみじ葉ゼラニュウムの花の時期は、4月〜11月頃までです。
もみじ葉ゼラニュウムは、冬の寄せ植えにもよく使われます。実は私もオシャレだな、と前から気になっていたので、早速冬の寄せ植えに使ってみました。
もみじ葉ゼラニュウムの育て方
次は、もみじ葉ゼラニュームの育て方を解説します。
もみじ葉ゼラニュームは、日当たりが良いところを好みます。また、半日ぐらい陰になるところでもよく育ちます。
乾燥には強い性質ですが、土が湿った状態が長く続くと根が腐ることもあります。
冬場は水やりの頻度を減らして、土を乾かし気味に育てます。
肥料は、緩効性肥料を春と秋に月に1回程与えます。液肥なら、2週間に1回程度与えるようにします。
もみじ葉ゼラニュウムは冬の寒さには少し弱い方です。でも、霜にさえ当てなければ育てるのはそこまで難しくありません。
カルーナは冬の寒さに強いの?特徴や開花時期
カルーナは夏越しが難しいことから、1年草として扱われてしまうこともあります。
見た目がよく似ているので、「エリカ」の仲間として売られていることもよくあります。
カルーナは、本来は常緑の多年草です。
カルーナには、花が夏に咲くものと冬に咲くものがあります。冬咲きのカルーナは、花の時期が12月頃〜翌年の3月頃までです。
寄せ植えとしても人気で、可愛い花を冬から春先まで楽しめます。
カルーナは冬の寒さには非常に強い性質です。気温がマイナス20℃くらいまでは耐えられます。
草丈が20cm〜50cmくらいになるので、寄せ植えの高さを出すのにもぴったりです。
カルーナの育て方
次は、カルーナの育て方を下記でまとめてみます。
カルーナは、日当たりや風通しの良いところを好みます。
夏の暑さに弱いため、夏場は西日が当たらない日陰や半日陰で育てるようにします。
乾燥に弱いので、水やりは土が完全に乾く前に早めにします。
生育が旺盛なので、肥料を与える必要はほとんどありません。
もし与えるなら、4月〜5月頃に緩効性肥料を少しだけ与える程度にします。
その後実際にやってみた、カルーナの剪定や夏越しについて書いた記事も参考にしてみてくださいね。
今回の寄せ植えは、ここまで紹介してきたように冬の寒さに強いお花ばかりで作ってみました。
といっても、中にはもみじ葉ゼラニュームのように軒下に入れた方が良いお花も入れましたけど、、
それでも、玄関先の屋根があるところならほとんど問題なく育つはずです。
寄せ植えを長く楽しむための手入れの仕方
寄せ植えは作ったばかりの頃は形が整っていますが、育っていくに連れてだんだんと形が崩れてきます。
茎が伸びてきたら短く切り戻して形を整えると、少しでも見栄えが良くなります。
今回私が寄せ植えに使ったバコパも、そのうち切り戻しが必要になってくると思います。
バコパは茎が横に広がったり垂れ下がってくるので、形が乱れてきたら切り戻して整えていくつもりです。
1年草はもう終わってしまったら、他の植物と入れ替えて違う雰囲気に作り直しても楽しいです。
自分なりに手作りした寄せ植えは、お手入れをしながら少しでも長く楽しんでいきたいですね。
最後に
最近は玄関が寂しくなってきたので、冬の寒さに強い花ばかりの寄せ植えを作ってみました。
寄せ植えは苗をバランスよく組み合わせたり、狭い隙間に土を詰めるのが少しだけ大変です。でも慣れたら簡単です。
自分の好きなお花を選んで自由に作ってみてくださいね。
玄関先に寄せ植えが置いてあるって素敵♪
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
それではまた・・・
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